娘の結婚式が無事に終わりました。
結婚式が近づくにつれて、当日まで私はいろんな気持ちになっていました
お祝いのお金のこと。
母親として何もしてあげられていない気持ち。
娘が嫁いでいく寂しさ。
きっと当日は号泣するんだろうなと思っていました。
でも実際は、不思議なくらい泣きませんでした。
泣けなかったというのが本当のトコロかもしれません。
その理由とは?
ワンオペで何より大切に育ててきた娘の結婚式
泣けなかった母の気持ちについて語っています。

娘の幸せそうな姿を見て安心した
朝早く 息子の運転で息子のお嫁さんと母と隣の県の結婚式場に向かった。
朝早い理由は私の留袖着付けがあるからだった。
式場についてスタッフの方に着付けの部屋に案内をされた。
新郎のお母様、親戚の方数名と私、ご挨拶する間もなく、着付け、ヘアメイク、メイクとして頂いた。初めての経験だ。
娘側の身内は私のみだった。なんだか変な空間で両家別の部屋がいいなと思った。
新郎新婦とは会えず、身内一同が待合室でくつろいでいたところへ合流、受付は娘の友達、続々とお祝いの言葉をかけられた。
まだ実感がない私。大丈夫かいな。。。
色々準備をしたんだな。と思わせる演出が既にあった。
そして新郎新婦をお出迎えする両家の役目がやってきた。
私の隣には母がいた。
登場した新郎新婦。娘は素敵なドレスに身を包み幸せそうな笑顔で登場した。
母も笑顔だ。相変わらず私は俯瞰でこの様子をみていた。
泣けなかったヴァージンロード
ヴァージンロードの説明をスタッフに聞かされた。
「一歩一歩に花嫁が産まれた時から今までの人生を新郎が待つ祭壇まで大切な人とかみしめて歩く」
はい、ここ!
やはり緊張した。とても泣くどころではなかった。
歩く寸前にスタッフにヴェールダウンの説明、ヴァージンロードの歩き方の説明を受けて私の頭の中は50肩の腕はきちんとあがってヴェールダウンができるのか?
一歩一歩右足、左足と順に歩く、そんな歩き方をしたことがない(@@)
そして娘より1歩先を歩くとは。。。留袖を初めて着るし草履も足袋も姉の結婚式の振袖を着た以来だ。
やはり。。泣くどころではない。
それでも一歩一歩言われた通りに歩いた、隣の娘を見ると緊張した面持ちで泣きそうだったり笑顔だったり。そんな中身内の参列席が目に入ると姉が号泣(@@)している。ただ事ではない位に顔をくしゃくしゃにしているではないか。何もない時にこの姿を見たら駆け寄って
「どうしんたん!何があったん!」と駆け寄って言いたいほどだ。
後で聞くと先月の自分の気持ちと重なったらしい(姪っ子の母なのだ)。
姉の旦那(義理の兄)もこのあと号泣だったらしい)きっと先月の自分の気持ちと重なったのだろうw。
ヴァージンロード歩いて祭壇にいる新郎と娘の2人の手を取り重ねて
「おめでとう、よろしくお願いします。」と声をかけた。これももちろん寸前の説明。
ここも笑顔で。頑張って笑顔で。(この真相はのちに記載あり)
私はほっとして席に着いたのであった。

泣いたら泣き崩れる、泣き崩れる訳にはいかないのだ
今思うと、私は結婚式までに気持ちを使い切っていたのかもしれない。
新しい仕事が始まり、慣れない人間関係や重い品出しで毎日クタクタ。50肩もあり。
母のこともあり(介護認定あり)、生活の不安もずっとある。
その中で先月は姪っ子の結婚式、そして娘の結婚式。
正直、ずっと気を張っている。
今までの子育てが大変だったのは確か。でもあのヴァージンロードで人生を語ることなど到底できないw。精神的な事も含めると世界中を歩いたって語りつくせないのだ。
今は娘の方がしっかり稼いで素敵すぎる結婚式を旦那様と挙げる事ができている、旦那様のご家族様もとても気さくで素敵。
私はというと頼り無い母と(最近はムクの方が頼りになる事多し)明日からの生活も心配である。この事が泣けない理由だったのかは不明、これとそれとは別だと思うのだけど素敵でまぶしすぎる位の結婚式。
娘は先に籍を入れて家を出て旦那様と新居に住んでいる。
家を出た時からずっと寂しかった。
そして私は娘が家を出た時からしっかりしようと今も生きている。多分きっと、この気持ちが泣けない私にしていたのだと気づいた。
今日のこの日と明日からの生活は別、そうなのだ、そうなのだけど1年近く私は気を張って生きている。ここで泣き崩れる訳にはいかないのだ。明日からの生活をする事に支障が出ると思ったのだと思う。
脳がw。
自分を守っていたのだ。
ヴァージンロードで花嫁を奪う映画があるが私はそれをしたかった位だ。
ここだけの話、ヴァージンロードを歩いて娘を渡したくなかった。Uターンをして式場を走って退場したかったw。
そうなのだ。決してこの結婚を許していないのではない。娘の幸せな顏、幸せな姿を見て応援をしよう、と思う気持ちは確かなのだ。
でもでも、でも本音は
一緒に暮らして今日あった事を話して笑って今度の休みの予定を立てて仕事を頑張って、美味しいお店を見つけたと食事に行って、晴れた日にはムクと出かけてまた笑って家に帰る。
もうこの生活はなくなっているのだ。
私は今頑張って生きているのだ。
泣き崩れる訳にはいかないのだ。
娘はもう大丈夫。母は明日からも一生懸命生きていく。
結婚式では泣かなかったけれど、娘の幸せそうな姿を見られて、本当に良かったと思っている。
この気持ちに噓はない。
娘が素敵な旦那様と出逢い新しい家庭を築くために家を出た時は安心した気持ちよりもさみしい気持ちが大きかった。
カマキリの気持ちが分かるとさえ思った。
母の役割は終わった。と思っていた。
1年近くが経ち結婚式を迎えた。
泣けなかった結婚式、理想の母親の気持ちではない「奪い去りたい気持ち」を抑えて無事に素敵な結婚式を終える事ができて本当に良かった。と安心しているw。
考えてみれば私のテーブルは息子のお嫁さん、母と家族が増えて周りには姉の家族のテーブル、身内一同娘の幸せをお祝いしてくれている。最高の幸せの時間、空間だった。
母として何もしてあげられない、実は奪い去りたいとさえ思っている。母らしい世間一般の親としての役割ができていないと落ち込んでいた。
でも今は、ここまで来られたことを少し誇りに思いたい。
そして私は一生懸命前向きに生きていこうと思うのである。

最後まで読んで頂いた方へ
同じような環境のお母様がいたらこの素晴らしい結婚式で実は本音は私だけが知る
「奪い去りたい気持ち」
の母もいるんだ。と安心して頂ければ幸いです。
何年後かに機会があれば、娘に笑い話で打ち明けてみようかな。と思っています。
介護が必要な母とムク🐾と前を向いて生きていこうと思っています。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
結婚式のサプライズプレゼントにいかがですか(*^-^*)

