長かった痛みの日々。
何をしても体が動かず、できていたことが全部できなくなった。
朝、目を開けても「今日も痛い」という現実から始まる毎日。
そんなある日、ほんの少し——
「手を伸ばすのが楽かも」と感じた。
たったそれだけのことが、涙が出るほど嬉しかった。
🌱回復の兆し
薬が少しずつ効いてきて、体の中の炎症が静かになっていく。
できなかったことが、少しずつ戻っていく。
歯磨き、洗濯、料理、そして——
鏡の前で自分の顔を見る余裕も戻ってきた。
半年間、何もできなかった私が
「今日こそ少し歩こう」と思えるようになった。
その一歩が、まるで新しい人生のはじまりのようでした。
💬心の変化
不思議と、体が楽になると心も前向きになる。
リウマチは体の病気だけど、心も深く関係していると感じた。
あんなに落ち込んでいたのに、
小さなことに「ありがとう」と思えるようになった。
お湯が出ること、太陽があたること、
誰かが「無理しないでね」と言ってくれること。
普通のことが、どれだけありがたいかを知った。
🐾ムクとの時間
トイプードルのムクも、私の変化に気づいていたようで、
動けない私のそばにずっと寄り添ってくれていた。
少し歩けるようになってからは、
ムクと一緒に近くの公園へ。
風の匂いを感じながら、
「またこんな時間が戻ってくるなんて」と思った。
ムクの小さな足音が、私を励ましてくれていた。

muku I love you
🌸これから
完治はしていないけれど、
“共に生きる”ことを学びました。
無理をしすぎず、自分のペースでいい。
母でも、介護士でも、ひとりの女性として。
リウマチになって、失ったものもあるけれど、
見つけたものもたくさんあります。
「できることを、できる範囲で」
そう思えるようになった今、
この経験を、同じように悩む誰かに伝えたい。
▶️次回予告
🩷第4話
ムクと過ごす日々。新しい家族がくれた小さな幸せ
